ハリネズミと金貨

今日は、ロシアのお話「ハリネズミと金貨」をご紹介します。

物語: ある冬の始まり、ハリネズミのおじいさんが歩いていると金貨を拾います。その金貨で冬ごもりの為に干しシイタケを買おうと思い探していると、リスさんに出会い干しシイタケをただでくれました。そこで今度は使わなかった金貨で靴を買おうとお店を探しているとカラスに出会い、ただで靴を作ってくれました。そして次は温かい靴下を買おうと思い歩きだしたのですが、、、。

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【一口コメント】
お互いに思いやりを持って協力し支え合う事が、ほのぼのとした気持ちにさせてくれるお話です。
そんな事が自然に行われる世の中だと、お金を持っている持っていないにかかわらず皆が心豊かに安心して暮らせる気がします。昔はロシアでも日本でもこのように皆が助け合って生活していたんですよね。
私の大好きなお話の一つですし、朗読をするのも楽しい一冊です。
物語の最後、拾った金貨を元の場所に置いたハリネズミの「誰かの役にたつかもしれんしな」の言葉がとても暖かいです。

作: ウラジーミル・オルロフ
絵: ヴァレンチン・オリシヴァング
訳: 田中 潔
出版社: 偕成社 

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